当院の施術は主に鍼と灸ですが
感覚的に使い分けていることが多いです。
ギックリ腰や捻挫のような急性のものには
熱を散らす目的でお灸をすることがあります。
また、皮膚のかぶれにはお灸はとても効果あります。
『みえない水の科学』で奥平明観氏が鍼灸の効果の違いについて述べていますので、
ここにご紹介いたします。
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鍼と灸とを比較すると、“気”を動かすという点で鍼の方が上です。もうすこし整理すると次のようになるでしょう。これは絶対的なものではありません。あくまで相対的な一つの傾向と考えていただければよいと思います。
【鍼】
急性病
気の病
瀉的利用の範囲が広い
体の部位によっては鍼が良い
風・熱の邪気
【灸】
慢性病
血の病
補的利用の範囲が広い
体の部位によっては灸が良い
寒・湿の邪気
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