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水氣のつかさどる処は北方。
季節では冬に応じる。
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水は潤なり。
この陰なる氣は潤いをもたらし、
萬物を養い育てる。
之を任養という。
草木の枝花を折り取りても
水に浸せば枯れざるは、
これ水の任養の働きなり。
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金生水と
西方の金位より水の氣は東方へと流れゆく。
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水は高きところを源とし
低きところに順い流れゆく。
時に曲がりて時には折れる。
微細なところまでくまなく潤し
遠きに及ぶ。
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水は陰中に陽ある坎の卦。
順にして低きに従うのみならず
通達の力を含むなり。