松国自然農学びの場【忘備録】_ 2024年6月

6月16日は福岡県糸島市にある松国自然農学びの場の集合日でした。

自然農とは、化学肥料や農薬を使わず、自然の力を最大限に活かして作物を育てる農法です。

月に一度の集合日では、午前にその月に必要な農作業を学び、午後から学びの場の維持に必要な作業を行っています。

午前の部

川口さんの言葉

自然農の提唱者、川口由一さんの著書『自然農にいのち宿りて』から、「根底の営みをとらえて私は私になりきる」という一節が紹介されました。

【要約】
すべてのいのちは、永遠に続くいのちの中にあります。この無限のいのちの存在を認識することで、自分の存在を真に理解し、他者や自然を正確に捉えることができます。 しかし、この認識が欠けると、人は外部に依存し、真の自分を見失います。 真の自己は、宇宙と一体であり、無限のいのちを体現しています。この自己を確立することで、私たちは自由になり、すべてを正確に理解できるようになります。 認識を妨げるものを取り除き、宇宙と一体である自己を認識することが、私たちの本質的な課題です。

農作業の説明と実習

6月中に行っておきたい農作業の説明を代表の村山さんが実演されました。

水田:苗床から苗を取り出して植え付け

ヒエを間違えて植えることが有るので注意する
モグラ穴があれば、必ず穴を潰してから植える。

水管理 田植えのときは水を落とすと作業が楽

陸稲の場合は分結が少ないので密植が良い(株間10センチメートル)

畑:この時期は、草管理と種取りが大事

ダイコン、カツオ菜の種取りの実演

苗植えの実演(オカヒジキ)

サトイモとショウガの土寄せの実演

午後の部

午後は学びの場の整備と田植えで使用する道具の手入れを分担して行いました。

感想

ある参加者の方が、そら豆をペーストしたら美味しかったというお話をされました。そら豆は茹でる以外に、豆板醤の材料になるとは聞いていましたが、手間がかかりそうで作る気にはなれませんでした。

しかし、このペーストなら自分でも作れそうだと感じ、とても参考になりました。玉ねぎ糀で味付けするというのも興味深いです。自分で育てた野菜を色々な方法で加工するのも楽しそうですね。

次回の定例集合日

7月14日日曜日9時からです。実習内容は、田畑の草の処し方、小豆の種降ろし

方です。