蓮如上人が僧侶たちに対して、「僧侶というものは大罪人である」と仰せになりました。
蓮如上人御一代記聞書_287_
一同が戸惑っておりますと、上人は続けて「罪が重いからこそ、阿弥陀仏はお救いくださるのである」と仰せになりました。
ウィキアーク(WikiArc.wikidharma.org)より引用
2022年9月15日香椎仏教研究会に参加して蓮如上人御一代記聞書_287条を学びました。
この条は、蓮如上人と身内の僧侶とのやりとりです。
味わう内にいろんな思いや疑問が湧いてきます。
罪とはなにか?
阿弥陀仏の救いとはなにか?
ここでいう罪とは世間一般でいうところの罪ではなく、浄土真宗で言う罪のことです。それは佛に背を向けること。念仏をしないこと。
念仏を広めていく立場の僧侶が念仏をしていない。その罪は大きい。だから僧侶は大罪人だ。
しかし、罪が重くても仏様は救ってくれるとのこと。
それでは、大罪人そのままで良いのではないか。
そのように思ってしまいます。