蓮如上人御一代記聞書_297の感想

蓮如上人は、ご門徒からの贈物を衣の下で手をあわせて拝まれるのでした。
また、すべてを仏のお恵みと受けとめておられたので、ご自身の着物までも、足に触れるようなことがあると、うやうやしくおしいただかれるのでした。
「ご門徒からの贈物は、とりもなおさず親鸞聖人から恵まれたものであると思っている」と仰せになりました。

蓮如上人御一代記聞書_297
ウィキアーク(WikiArc.wikidharma.org)より引用

「この世の中のすべてが(自分も含めて)、仏様の働きで成り立っている。」

このような視点に立つと、私の周りのすべての人や物そして出来事が仏様との出会いとなります。

一切衆生は悉く仏性を有す(一切衆生悉有仏性)

山川草木、悉く皆仏となる(山川草木悉皆成仏)

草木国土悉皆成仏

ですが、このような気持ちを生活の中で維持していくことは可能なのでしょうか。

なかなか難しいです。

仏に対する確固たる姿勢が決まったとき、生活全てが念仏となるのでしょう。