梅雨時は湿度が高く、その影響を受けて身体はたくさんの湿(水)を含んだ状態になってます。
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湿は邪となって身体に悪さをすることがあるので
五臓六腑の中でも脾や胃が主となって、湿をうまく処理しなければなりません。
湿の処理に追われるこの時期に、飲食によって湿を摂り過ぎると
余計に体に負担をかけてしまいます。
身体から排出しようとして目ヤニの量が増えたり、体が重い、口の中が粘っこい等の症状が現れることになります。
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飲食で湿に関わるものは、
水分・油っこいコッテリしたもの・なま物(果物を含む)・酒・薬などです。
ビール、鶏の唐揚げ、お刺身、フルーツなどをたくさん摂り続けると、
体に湿が増えることになります。
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しかし、これらのものをたくさん摂取していても
すべての人が湿邪に侵されるわけではありません。
それは、体が処理する能力には個人差があるからです。
若い健康な人はその能力は高く湿の影響を受けにくく、
逆に高齢で虚弱な人や胃腸の働きの弱い人は湿邪に侵されやすいです。
但し、いくら健康な人でも深酒の後は顔がむくむ様に、
程度の差はあれ不摂生をすれば、湿の影響を受けるものです。
***湿邪***
陰邪で、重濁性と粘滞性が特徴
湿邪による病は、病勢が長引きやすく、その進行は緩慢。
湿邪は、気機を阻滞させやすく、清陽に影響しやすい。
よって、湿邪による病変は、気機不調や陽気の損傷による症状が現れやすい。
・湿土の気は同類に影響しやすい。
脾の藏は湿土の蔵。胃は水穀の海。よって、湿邪による病では、中焦の脾胃を
侵犯するケースが最も多い。臨床上、脾胃失調による症状が多く見られる。
多雨や湿気の多い住環境では、湿邪が外から皮毛に入る。
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湿にうまく対処するための食べ物とツボ
湿邪を汗や尿として排泄する効果があるものとして、さやいんげん、ふぐ、松茸があります。
ふぐは性味が温なので冬に良いでしょう。
夏の麦茶は、利尿作用がありオススメです。但し、性味が涼なので、冬は冷えますよ。
足三里のツボは、胃腸の働きを整えて、湿を取り除きます。ココに灸をしたり針を貼ったりすると良いですよ。
*****養生しながら上手に湿と付き合っていきましょう。*****