しもやけをお灸で治す方法

寒い時期の症状の一つにしもやけ(霜焼け)があります。昔に比べて少なくなったようですが、水仕事や寒い中で仕事をされる方、体が冷えている人は特になり易いです。
今回は、しもやけの特長とお灸で治す方法をご紹介します

しもやけは、寒邪が原因です。

寒さが身体に悪影響を与えた時に、「邪」の一文字を加えて寒邪と称します。他に風邪、熱邪、湿邪などがあります。
体の末端である手足の指先や耳に寒邪が当たると、皮膚はキュッと引き締まり血流が悪くなります。その状態が酷くなると、血が滞ってしもやけになるのです。

寒には温を以て対応する。

お灸によって寒邪による血の滞りを解消します。
お灸する場所は、患部の周辺または中心です

手軽にできるお灸として、せんねん灸があります。効果は直接灸には劣りますが、簡単にできるため初めての人にも手軽に試すことができます。せんねん灸には温熱のレベルが選べますが、お勧めは一番熱くないレインボーです。

適切な刺激の量と強さであれば、翌日には皮膚の状態や痒みはかなり良くなっています。
効果が足りないようでしたら、お灸の数を2回3回と増やしてみましょう。

留意事項

  • せんねん灸は耳にはしない。皮膚が薄いので火傷する場合があります。耳のお灸は専門家に依頼しましょう。
  • 火が消えても台座はしばらく熱いので、冷めてから取り除きましょう。
  • お灸する時は、火事にならないよう注意してください。
  • 患部をお湯につけて温めながら軽く揉むと、さらに良いです。但し、刺激が強かったり揉みすぎには注意してください。
  • 生ものや冷たいものは体を冷やすので控えましょう。

まとめ

今回は、しもやけをお灸で治す方法をご紹介しました。
患部をしっかり温めて血流を良くすることがポイントです。
翌日痒みが取れていたら終了です。