71才 女性 191206
主訴:右踵の痛み
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その他の症状としては
右膝裏の痛み、疲れやすい、頭が重い、みぞおちの痞(つかえ)、眼精疲労、排便後の直腸の痛み
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加療中の病気は、肝硬変
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いずれの症状も一ヶ月以上続いている。本人曰く、自然に軽快するような感じがしない。
見た目にも大変きつそうである。
踵、膝は整形外科を受診しており、骨には異常は無いようだ。
肝硬変は、輸血後のC型肝炎が原因とのこと。
現在は、大学病院へ週3回の頻度で点滴をしている。
何を点滴してるのかは不明。
痛みの為に、踵を床に着けて歩くことが不可能な状態
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生命力を強化するために、腎・脾の働きに関するツボを選んだ。
特に、右の太白(たいはく)は丁寧に補う。
その他、身体の正中線の気の流れを調える。
踵の痛みには、右小指のツボにお灸。
施術中、肝臓・横隔膜の部位から邪気の噴出が多かった。
初回施術後
右踵の痛みはほとんど消失し、踵を着けて歩ける様になっている。
右膝裏の痛み=消失
胸の痞(つかえ)=良好。
声に力が出ている。
踵の痛みは、気の滞りが主であったらしく
一回の施術でかなり改善した。
2回目の施術も同様に行った。
食欲不振、疲労感も少なくなっている。
以後、健康維持のために施術を継続。