人の身は、気をもって生の源、命の主とす。

人は、『気』あってこそ生きているのであり、
『気』は人体の源、いのちの主といへる。

よって、養生を良くする人は、常にこの『気』を減らさないように心を配るのだ。

人には、静と動の振る舞いがあるが、

静では、『気』をたもち、
動では、『気』をめぐらす

日々この二つを留意して、時に応じて実践しなければ

気を養うことは困難である。

是を『気』を養うの道といふ。

平成庚寅年 小暑